遺産分割協議

遺産分割協議とは

遺産分割協議とは、複数の相続人が存在する場合に相続財産中のどの財産を誰が相続するかを具体的に決める話し合いです。遺言書が存在する場合にはその内容が優先されます。
法律で法定相続分が決められていますが、遺産分割協議の結果はこれに拘束されるものではなく、法律には「遺産の分割は、遺産に属する物または権利の種類及び性質、各相続人の年齢、職業、心身の状態及び生活の状況その他一切の事情を考慮してする。」と定められています。

遺産分割協議書

遺産分割協議が成立し、その結果を書面にしたものが「遺産分割協議書」と言われるものです。遺産分割協議書は不動産の名義変更、相続税の申告、預貯金の解約・払戻、有価証券等その他の相続財産の名義変更の手続きに必要となります。話し合いによって遺産分割がととのわない場合や協議ができないときは、相続人は家庭裁判所に対して調停を申立や遺産分割の審判を求めることができます。